新緑のふるさと。   茂みにはじける、木いちご。   今季も、 赤いドレスを装い、虫や鳥、人を誘います。   この誘いにほだされ、 茨（いばら）の宮城に入りました。   少女のような　緑の実 生娘のような　橙の実 熟女のような　赤の実   そ...

もうすぐ八十路の坂を越える姉。   はちきれそうに元気です。   年に三回ほど実家の我が家に帰省します。 暮れとお盆の墓参り。 そして、梅の季節。   今季は裏年で梅は実をつけず、 代わりにボンタンをたくさん送ってあげました。   その姉が、 野草酢の大の...

青葉薫る朝、 山里は霧、霧の海・・・。   緊急事態宣言“一月延長”。   そんな首相声明にも、 草木は揺れず、 ただ鶯の声が樹幹に流れるだけ。   そんなおり、 気になるのは病持ちの友人。   （コロナは大丈夫かな・・・）   数年前、 ...

もうすぐ連休。 普通ならふるさとに帰ってのんびり、 と思いきや、 ”帰ってくるな！”の合唱が田舎で始まっています。   本土南端、大隅半島。 照葉樹の森は自然治癒のろ過器。 どんなウイルスも豊かな森のいのちに吸い込まれそう・・・。   そんなお陰もあって、 野草酢をサワーとして愛...

満開の山桜。 春の訪れですね。   この萌える命は、成長のエネルギー。 虫も鳥も近づくことができないほど、免疫と治癒の宝庫です。                     &nb...

本日、 秋の仕込み、終わりました。   九月、 彼岸の日を皮切りに、 山河を駆けた日々―。   秋気　蒼天に満ち 香気　野辺に走る   海のミネラル　野草を肥やし 山の湧き水　不老の泉となる   萩は垂れ アザミは誇り シャジンは揺れ アマチャヅル...

本土南端大隅半島。   亜熱帯と温帯性の気候が交差するここには、 いろんな野草の交流があります。   秋の日、人影のない小道。   ホトトギスです。               &nbs...

早朝、 露を払い、山へ。   秋の薬草狩です。   路傍に秋萩垂れ 斜面に熊笹踊る   クズは恋の季節。   頬を染めて紅衣 蜂を招いて蜜談（ひそひそばなし）   草陰の紅一点。 ゲンノショウコです。   舞妓さんの口紅のよ...

山は笑い 里は微笑み 野花は秘める、秋の音。   本日、 壺寄せです。   天然ハーブ発酵の野草酢。   そのまろやかな風味は、 草むらの中で育ちます。   酵素、ミネラル、ハーブ成分を熱から守り、 壺にほどよい発酵環境を贈るのは、“草洩れ陽”。 &n...

お盆入りの野辺。 もうすぐ、台風１０号上陸。   渓流さらさら、野ユリの品 山水しずしず、花縮沙の香 竹風さわさわ、名無花の涼                     &nb...