本土南端大隅半島。
亜熱帯と温帯域の分水嶺のこの一帯は、
豊かな照葉樹の森が広がり、
海のミネラルと湧き水が育てる、
薬草の宝庫です。
自然治癒の母、薬草群。
春と秋、二回採取します。
陽の成長エネルギーあふれる 春草
陰の熟成エネルギーためこむ 秋草
壮大な自然循環に生きるいのちを、
かめ壺に招き、
それぞれアルコール発酵、酢酸発酵への旅立ちです。
二年後、
春草と秋草の発酵酢は合体し、
陰陽が調和する、小さな宇宙となります。
腐敗は老化、滅びの道
発酵は不老、循環の道
不老循環をめざす、自然治癒の発酵しずく。
そのヒントをくれたのは、
江戸後期、薩摩藩高山郷の医者で学者の、小野原芳山(ほうざん)。
当時、貴重な滋養薬だった黒糖。
これを琉球交易で手にした芳山は、
薬草と配合して発酵酢を造り、
滋養飲料として処方していたー。
その口伝が、
母方の小野原家に伝わっていました。
(株)薬草酢本舗芳山坊は、
縄文以来、受け継がれた自然治癒の草古道を訪ね、
ふるさとの山河を愛し、一木一草に敬意を払い、
自然と暮らしがおりなす、
不老循環のつなぎ手になればと願っています。
(株)薬草酢本舗芳山坊
代表取締役 加藤 憲一