活 動 | 趣 旨 | 内 容 |
山河プロジェクト
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豊かな自然。しかし少子・高齢化、人口減により、ますます進む地域崩壊の足音。そこに「かめ壺」を設置することで、「森・水・薬草・食・暮らし」が循環する交流の輪をつくり、よって伝統・文化・担い手を継承できる、持続可能なコミュニティづくりに貢献します。 |
限界集落 薬草栽培 発酵管理 薬膳調理 地域交流 都市交流 国際交流 |
草の根交流
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1982年春、「留学生に第二のふるさとを」と、大隅半島に”からいも交流”を誕生させました。たくましい生命力をもつサツマイモにちなんで生まれたこの交流に多くの留学生が参加し、ふるさとを世界に開いてきました。 これまで参加した留学生や研修生は70数カ国、7000人、現在も交流は続いています。 この豊かな異文化交流の土壌を守り、支援していきます。
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交流支援 |
ハーブロード
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からいも交流はアジアとの交流・協力へと発展し、タイ、フィリピン、インドネシア、モンゴル、中国雲南、ミャンマーの村づくりに多くの実績を残しました。そのとき、村人は伝統薬草に親しみ、貧しいながらも健康に暮らしていました。 ヒマラヤ山脈以東のアジアモンスーン地域、ここの薬草の70%は仲間です。亜熱帯と温帯域が交わる大隅半島を起点に、薬草が結ぶ”ハーブロード”を開き、「健康(Health)」をテーマに地域支援を行います。
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特草隊 薬膳学校 草酢工房 |
具体的な活動はブログを参照
山河プロジェクト
本土南端、大隅半島に自生する薬草群。
野草酢は、
この豊かな自然の恩恵により、生まれました。
しかしながら、地域の現状は深刻です。
年々、人口は減り、少子化が進むふるさと。
耕作地の放棄、里山の荒廃、空き家・廃屋が増えています。
さらに、昔ながらの伝統行事や文化継承の担い手も少なくなり、
地域崩壊の足音が迫っています。
身体に例えると、地域コミュニティは、
全身の細胞に酸素と栄養分を届け、
細胞からCo2と老廃物を引き取る、毛細血管。
その血管が細り、萎えると血流は悪くなり、体温が低下します。
低体温は免疫力をそぎ、血管年齢を加速し、
それまで潜んでいた、さまざまな病気発症の原因となります。
そこで、
確信しました。
さらさらした綺麗な血液を全身に贈るため、
毛細血管、つまり「地域」を元気にしようと。
その最初の目標が、
大隅半島に点在する、平家落人の里。
ここには、海があり、森があり、湧水、薬草があります。
棚田の一部を薬草園に変えて「壷」を置き、
まず、移住者を含む5~10家族が暮らせる経済の基礎をつくるのです。
大浦の里。戸数7戸、11名。
田舎暮らしを愛する夫婦や男女
自然の中で子育てをしたい家族
老後をここで過ごしたい高齢者
薬草狩で援農したい学生や若者
アトリエを開くアーティスト
壷親になって壷を送る支援者達
薬膳・神楽・歌・踊り舞う八幡祭
集落と都会との交流が始まると、
廃校が息を吹き返し、
子供の声が地域のいのちとなり、未来になる。
このような構想のもとに、
限界エリアの土を肥やし、人を育て、持続可能なコミュニティに再生するー。
日本、アジア、世界の未来は、
豊かに流れる美しい山河にあります。
美しい山河を守り、
不老循環のしずくを届けたい。
山河プロジェクトは、
そんな未来を照らす、
一灯になれればと願っております。