季節に折り目に遭遇する旬のいのち。　

ときめきと感動が潮騒の波動と重なり、
煩悩やストレス、侘しさを解毒しながら、
海の彼方に持ち去ってくれます。　

ワンパック、１００円。
二個買って、さっそく調理です。　

棘のある鱗以外、
内臓もとらずにそのまま塩をパラパラと降って、
小麦粉にまぶして揚げます。　

この間、
ピーマン、人参、タマネギを細く薄く切って、
これにオクラと唐辛子を混ぜます。　

ピーマンと唐辛子は畑の産地直送。　

次に、処理した野菜と揚げたアジを交互に重ね、
最後に、野草酢にミリン、醤油少々を加えた下酢に浸します。　

これに三つ葉を添えると、
“草酢風小アジ南蛮漬け”の出来上がり！　

季節のいのちが次々に収納され、
リレーされる喜び、楽しさ。　

祈りと感謝に満ちた暮らしは、
外に刺激を求めない、
満面の水をたたえた内なる充実を贈ってくれます。　

今宵、囲炉裏端に並ぶ、
炊き立てのごはんと里芋の味噌汁、そして南蛮漬け。　

躍る小鯵に
踊る隠し味　

さあ、
もう食欲の秋～。