十年前 野草酵素と出会った   野草を発酵させて酢にし 薬効成分と酵素も 一度に取り出すことはできないか   そのとき 母方の先祖で 医師だった小野原芳山の残した 口伝がヒントになった   芳山は幕末 密貿易で手にした黒糖を薬草にまぶし 薬酒を嗜（たしな）...

今日 清流に入った   年に一度の ダッマ獲りの儀式 ダッマとは 清流に棲む手長エビのこと   ダッマ獲りは 一対一の勝負   出会ったその立ち位置で おおよその勝負は決まる   狙う角度はすべて直角 これがずれると 針は甲...

何と心地良い 朝だろう   吹き抜ける風 沁みる蝉の声 満ち足りた心 筋肉痛の足腰   すべて 自然と循環するこの心地よさ それは 　真実の香り 　無為の呼吸 　無上の調和   昨日 ５０ｋｍ歩いた   午前二時　出発 午後六時　帰宅   ...

梅雨に 次々に開いて散った 桃色小花   今朝 はすばらしい 姿を見せてくれました   何と 蕾と花と枯れしぼむ命が 一つに輪になっているのです                               球根から 芽が出て蕾にな...

雨の季節   森は 恵みの雨を樹根に貯め 命の水にします   やがて 岩の割れ目から 湧くしずく   野草を酢にする 酵母菌は知っています   水は湧水 草は自然   この掟を破ると 酵母は発酵せず 腐敗の道を歩みます  ...

冬　花の雪 春　華の実   静けさを破り   一個 また一個 梅が落ちます   青い梅 熟れた梅 傷ついた梅   それぞれに 勲章を下げて 降りてきます                                   ...

我が庭は 臥龍庵   臥龍梅を主に 四季の草花が色めく 自然の庭です                           &nbs...

例年より早い 小鰺（あじ）の季節   スーパーで2パック買って さっそく仕込みです   小ぶりなので 内臓はそのまま 小麦粉をまぶして 揚げました   こんがり焼けた 小鰺の姿   大きなガラスボールに 他の旬菜と入ります   揚げた小...

本土南端大隅半島   照葉樹の森を流れる 渓流にたたずむ杉林   もうすぐ 伐採です                   伐採後 どうするか   そのまま ...

いのちをいただく 人は植物に生かされている 何言わずとも生えてくる 野生植物の生命力は逞しく また野生植物のような 環境で育った畑や庭の植物たちも パワフルな力を持っている 人が思っている以上に そこには見えない力が宿っている そのことに気づくと 心の底から湧き出てくるものがある 習慣化している緑...