本土南端、鹿児島県大隅半島。 亜熱帯と温帯域の分水嶺の渓流沿いに、 アケビが自生しています。 岩走る清流の音を楽しみながら、薄褐色の頭を垂れるアケビ。 １０月初め、いよいよ狩へ...

ほどよい陰とほどよい日光を好むアマチャヅル。 山道の木陰や竹やぶにツルを広げ、さくさくとした触感に旺盛な生命力を感じさせます。 昨年の正月、大隅半島を大雪が襲いました。 大樹の陰に積雪をまぬがれ...

入梅前、山道や道路端に淡い紅色の花を咲かせる野アザミ。 大ぶりのものを中心に根こそぎ掘ります。 使用するのはゴボウのような匂いのする根。 切り離されたミミズのような根を丹念に洗い、小一時間乾燥さ...

山道、川岸、山中いたるところに自生。 成長中の葉っぱは大きく、成木となった葉は小ぶりで密生するも、 だれも気に留めない”見過ごし”の野草です。 春先の芽は柔らかく、テンプラ薬膳としての風味はまた...

朝露が光る早暁、 畑に入りました。   一面、草の海・・・。 この草の波間に息をひそめて、 たくましく成長しているいのちがあります。     &nbs...

先日、 野草酢の注文がありました。　   届け先は、鹿屋市の女性社長さん。　   愛飲...

秋の仕込、終わりました。　   彼岸の日を皮切りに、 山河を駆けた日々。　   朝露に濡れる秋蓬 薄紅小町の風露草       ...

先月、 野草酢”神の草”をご紹介した婦人から、 心温まるお手紙をいただきました。　　 　　　　　　　　...

台風一過の山道。　　　　　　　　　　　　   木漏れ日落ちる草陰に、 深き緑の小草一群れ。　   医者要らずの、キランソウです。　     ...

小鯵（アジ）の季節。　   台風を避けるように、 ふるさとの海にやってきた小アジ。　   田舎暮らしの醍醐味は、 季節に折り目に遭遇する旬のいのち。　  ...